since 2011-12-11
Java Access Bridge (JAB) は Java アプリケーションなどを NVDA などのスクリーンリーダーに対応させるためのソフトウェアである。
例えば Windows では OpenOffice.org や LibreOffice のスクリーンリーダ対応(アクセシビリティ機能)のために JAB が使われている。
2011年12月現在、Windows 用 JAB の最新バージョンは 2.0.2 である。 自分でシステムフォルダーにファイルのコピーをしなくてはいけない zip 版のみが公開されている。 NVDA 2011.3 (日本語版は 2011.3j)から JAB 2.0.2 に対応している。
Windows JAB 2.0.1 には実行ファイル形式のインストーラーと、zip 版の2種類がある。 NVDA 2011.2 (日本語版は 2011.2j)までは JAB 2.0.1 を使う必要がある。 ただし、これを入手するにはOracle.comのユーザー登録が必要。
JAB 2.0.1 インストーラーの入手の手順は「まほろば」さんのサイト 無料のオフィスソフト LibreOffice(概要とインストール) に書かれている。
インストール手順は Oracleのサイト に書かれている。ただし英語。
以下に Windows 7 x64 での手順を整理してみる。
Java 6 の32ビット版ランタイム環境(JRE)が入っているものとする。
コマンドプロンプトから java -version を実行するのだが、下記のようにパスを指定する:
> "C:\Program Files (x86)\Java\jre6\bin\java.exe" -version java version "1.6.0_29" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_29-b11) Java HotSpot(TM) Client VM (build 20.4-b02, mixed mode, sharing)
以下では "C:\Program Files (x86)\Java\jre6" に JRE が入っているものとする。
ここでは64ビットJABの動作検証はしないが、インストールについていちおう書いておく。
ちなみに Java.comのダウンロードページ から Java の32ビットと64ビットを選んでダウンロードできる。
デフォルトでは C:\Program Files\Java\jre6 にインストールされる。以下は確認の例:
> "C:\Program Files\Java\jre6\bin\java.exe" -version java version "1.6.0_29" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_29-b11) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 20.4-b02, mixed mode)
以下 nishimotz と書かれているところは Windows のユーザー名に置き換えてください。
Java SE Desktop Accessibility から Download Java Access Bridge 2.0.2 をクリック。
リンク先のページで Accept License Agreement をチェック、accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zip をクリック。
C:\Users\nishimotz\Downloads に accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zip がダウンロードされたとする。
Windows エクスプローラーで zip ファイルを開く。「ファイルをすべて展開」を実行。
C:\Users\nishimotz\Downloads\accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06 フォルダにzipファイルの中身が展開されたとする。
コマンドプロンプトで作業する。実はもう一階層フォルダができているので、移動する:
C:\Users\nishimotz\Downloads\accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06>cd accessbridge2_0_2 C:\Users\nishimotz\Downloads\accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06\accessbridge2_0_2>
Windows が C:\Windows にインストールされているとする。
コマンドプロンプトから:
> copy WindowsAccessBridge-32.dll C:\Windows\SYSWOW64 > copy WindowsAccessBridge-64.dll C:\Windows\SYSTEM32 > copy JavaAccessBridge-32.dll "C:\Program Files (x86)\Java\jre6\bin" > copy JAWTAccessBridge-32.dll "C:\Program Files (x86)\Java\jre6\bin" > copy accessibility.properties "C:\Program Files (x86)\Java\jre6\lib" > copy access-bridge-32.jar "C:\Program Files (x86)\Java\jre6\lib\ext" > copy jaccess.jar "C:\Program Files (x86)\Java\jre6\lib\ext"
64ビットJREもインストールされている場合は以下も実行:
> copy JavaAccessBridge-64.dll "C:\Program Files\Java\jre6\bin" > copy JAWTAccessBridge-64.dll "C:\Program Files\Java\jre6\bin" > copy accessibility.properties "C:\Program Files\Java\jre6\lib" > copy access-bridge-64.jar "C:\Program Files\Java\jre6\lib\ext" > copy jaccess.jar "C:\Program Files\Java\jre6\lib\ext"
Windows XP SP3 (32ビット) での JAB 2.0.2 のインストール手順を以下にまとめる。
ここでは Java のインストールからやってみる。
http://java.com/ja/download/manual.jsp から 「Windows 7, XP オンライン」 をダウンロードする。
ダウンロードした jre-6u29-windows-i586-iftw.exe を実行して、インストールを完了させる。
コマンドプロンプトから確認する。インストールされた場所を確認するために、java の実行ファイルのパスを指定する:
> "C:\Program Files\java\jre6\bin\java" -version java version "1.6.0_29" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_29-b11) Java HotSpot(TM) Client VM (build 20.4-b02, mixed mode, sharing)
以下 nishimotz と書かれているところは Windows のユーザー名に置き換えてください。
Java SE Desktop Accessibility から Download Java Access Bridge 2.0.2 をクリック。
リンク先のページで Accept License Agreement をチェック、accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zip をクリック。
"C:\Documents and Settings\nishimotz\My Documents\ダウンロード" に accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zip がダウンロードされたとする。
最近の Windows XP なら zip ファイルは標準機能で展開できることになっている。 zip ファイルの右クリックメニューに「すべて展開」があれば実行。「圧縮フォルダの展開ウィザード」で展開する。
しかし、アップデートされていなかったり、トラブルで Windows 標準の展開機能が動かないこともあるので、ここでは lhaz というツールを利用してみる。
まず lhaz を使うために必要な Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージをダウンロードする。 vcredist_x86.exe を実行し「同意する」を押してインストールを完了させる。
続いて lhaz のダウンロードのページ (Vector) Lhaz 多形式に対応したDLL不要の圧縮・解凍ソフト を開く。
1番目のダウンロードボタンは64ビット版なので使用しない。2番目のダウンロードボタン Lhaz2.1.6 lhaz216.exe を選択してダウンロード。
ダウンロードしたファイル lhaz216.exe を実行してデフォルトのまま「OK」ボタンを押す。
改めてエクスプローラで accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zip ファイルの右クリックメニューから「送る」「lhaz」を実行。 ポップアップメニューで「このフォルダに解凍」を実行。
これで "C:\Documents and Settings\nishimotz\My Documents\ダウンロード\accessbridge2_0_2" フォルダが作成され、この中にファイルが展開された状態になる。
コマンドプロンプトを開き、ファイルを展開した場所にカレントディレクトリを移動:
> cd "C:\Documents and Settings\nishimotz\My Documents\ダウンロード\accessbridge2_0_2"
Windows が C:\Windows にインストールされているとする。
コマンドプロンプトから:
> copy WindowsAccessBridge.dll C:\Windows\SYSTEM32 > copy JavaAccessBridge.dll "C:\Program Files\Java\jre6\bin" > copy JAWTAccessBridge.dll "C:\Program Files\Java\jre6\bin" > copy accessibility.properties "C:\Program Files\Java\jre6\lib" > copy access-bridge.jar "C:\Program Files\Java\jre6\lib\ext" > copy jaccess.jar "C:\Program Files\Java\jre6\lib\ext"